本記事はツクールフォーラムアドベントカレンダー2021
14日目の記事となります。
前日の記事はpanda様の「不可視シンボルエンカウント」
明日12月15日の記事は、ゆわか様がご担当されます。
う～ん、なんかしっくりこないなあ・・・。
どうしたの？珍しく悩んでるけど？
なんかさあ、この町の名前の表示って地味じゃない？
表示名に入力すると、マップ切り替え時に自動で表示してくれる機能だね。
私はそれでいいと思うけど？
でもさあ、なんかいかにも標準機能です！っていうか・・・・。
別に標準機能でも悪くないよ。
そもそもこのマップ自体がサンプルロードじゃない。
ぎ、ギクっ！
まあそうなんだけどさあ・・・でも他のRPGとかだともっと派手じゃない？
ゲームの作風にもよると思うけど。
ちなみにディアナ先輩はどうしてるの？
私はpictureの表示にしてるわね。
ええ！？わざわざ町名表示にために個別でpictureを用意してるの！？
私はそこまではしてないね。
デフォルトで入っているプラグインでpicture自動生成してる。
自動生成！？そんなのあるの？
あるよ、ほら。
わ！ほんとだ！
これはどうやるの！先輩！
ステアはプラグインの設定も確か初めてだったよね。
それじゃこの通り設定してみて。
メニューのプラグイン管理をクリック
プラグインリストの空白をクリック
基本設定の名前を選択
TextPictureを選択
プラグインが設定される
OKを押す
これでプラグインが設定できたよ。
これで終わり？
設定は終わり。
だけどこのプラグインは実行時にプラグインコマンドが必要なタイプだから
実際に使用する際はプラグインコマンドで呼び出す必要があるね。
イベントコマンドのプラグインコマンドを選択
プラグインコマンド名をクリック
「TextPicture」を選択
テキストをクリック
テキストをクリック
町名を入力してOK
プラグインイベント完成
結構簡単だね。
次はpictureの設定よ。
イベントコマンドのピクチャ表示を選択
画像を指定せずOK
完成
町名がpictureで表示される
ふむふむ、なるほど。
これでテキストをpictureに変換できるわけだ。
でもさ、これって余計に地味になってない？
pictureにすることが目的じゃないゾ。
pictureだから自由に動かせるから演出の幅が広がるのよ。
たとえばこんな感じにすると。
おお！なんかちょっと派手になったかも！
あとは表示を消すイベントを作ればいったん完成。
こんな感じになるよ。
それっぽい！
文字の下地に装飾用のpictureを敷けば、さらにグンと雰囲気は出る。
おお！確かに！！
下地にするpictureの挙動も同じように設定できるし、簡単かも！
コモンイベントを並列処理にしておいて
町に入った時に呼び出すといいよ。
トリガー：並列処理
スイッチ：町に入った時にONにするスイッチ
イベントの最後にスイッチをOFF
条件分岐で町ごとの変数を指定するようにしておけば
各町へ入った時は変数に数値を代入するだけで良く便利
町に入る側の処理は
・町に割り当てる変数
・コモンイベントを起動させるスイッチON
フィールドへ出る処理は
・コモンイベントを起動させたスイッチOFF
・町名を表示しているpictureの消去
一つのコモンイベントで
他の町の処理も簡単にできるところがミソだね。
でもさ、町からフィールドに出るときの処理って必要なの？
コモンイベントが勝手にスイッチオフにしてpictureを消してくれそうだけど？
まだまだ甘いね、ステア。
この処理をしておかないと、町に入ってすぐにフィールドへ出た時に
町名が表示されたままになってしまうの。
ああ、そっか。
画面を切り替えてもpictureは消えないし
そのままコモンイベントも動き続けるもんね。
あとはイベントなどで他にもpictureを表示する可能性がある時は
使用しているpicture番号が同じにならないように注意してね。
まとめるとこんな感じかな。
町名をpictureで表示するために
プラグインText pictureを設定する
コモンイベントに
・プラグインコマンド
・pictureの挙動
を設定する
トリガーは並列処理
スイッチで起動する
フィールドから町へ移動する時
・町名判定の変数を代入
・コモンイベント起動スイッチON
町からフィールドへ移動時
・コモンイベント起動スイッチOFF
・表示pictureを消去
ふふふ、これでアタシの町が格好良く表示されるのダ！
ま、確かにこういう細かい演出はゲーム全体の
オリジナリティアップには繋がるかもね。
ああ！登場人物pictureが飛んで行った！！！！
picture番号の管理はしっかりしようね・・・・。