セラフィータ
CV 雪城あゆむ
かつてクルージュと共にゼナスと戦った女性。白と青を基調とした外套に身を包んでいる。一見すると少女のようだが、大いなる厄災ゼナスを封印するために作りだされたホムンクルス(人造人間)。その存在を忘れ去られたため、千年間の眠りについていた。ほぼスリープモードであったため実稼働は20年程度であり、人間でいうところの20歳程度に該当する。2丁拳銃を使いこなす銃の名手で、他狙撃銃なども使いこなし、銃火器の取り扱いに精通している。ゼナスを宿すために作られたという特性上、あらゆる環境下で活動することができ、マイナス20度の極寒の地であろうともマフラーをしているだけで、平然と活動する。
その出生から人と距離を置く傾向があり、冷たい印象を持たれがちだが、意外と面倒見がよく、ユーモアもあったりする。時空艇の操縦もこなすがあまり得意ではないらしい。
ナタリー
CV 浅間日景
まんまる大福のようなフォルムが可愛いナー族と呼ばれる謎の生物。頭の上で植物を育て、その栄養で自身も生命活動を営むという特殊な生体を持つ。その正体はゼナスの実験過程で生まれた遺伝子操作生物であり、あらゆる環境に適応し無限に進化する。極めて高い生命力を持ち、業火で焼かれても「熱いナー」と泣く程度で済むらしいという文献もある。一説には深海3,000メートル、宇宙空間でも生存できると言われており、生物進化の最終形態とする学者もいる。ナタリーはナー族の中でも人間に協力的な個体で、クロノルーラーズの一員として活動をしている。
エルキュージュ
CV 内村遥汰郎
スーニャの村に住む正義感と元気がいっぱいの少年。実は戦争孤児であり、幼馴染であるマオと共に小さい頃に村へ逃げて来た過去がある。その時の経験から常に強くありたいと思っており、日々剣の稽古に励んでいる。元々由緒正しい騎士の家系であったようで、剣術の腕は確かであり、雷撃をまとわせた剣を得意とする。当人は剣士を自称しているが、野菜を育てて生計を立てているため、村人の認識は農家である。育ての親であるヒースのことが好きで告白を続けているがフラれることが日課になりつつある。マオのことは雑に扱うことが多いものの、本当は何よりも大切と思ってはいるが、当人もその気持ちには気づいていない。
マオ
CV 紫陽花。
スーニャの村で花屋を営む少女。エルキュージュとは幼馴染で、戦争で家族を亡くして一緒に孤児として過ごしてきた過去を持つ。元々は由緒正しい魔法使いの家柄であったようで、誰に教わったわけでもなく、何事もなく魔法を行使している。明るく、天真爛漫な性格で村人からも好かれているが、エルキュージュに対してはお姉さんぶった態度を取ることが多い。彼に対しては昔から命の危険を救ってもらった経験から、幼馴染以上の感情を抱いているが、今の関係が壊れることが怖くて想いを伝えられずにいる。
ヴィシュヌ
CV 水斗ののか
かつて惑星エイニスを破滅の危機へ陥れた厄災ゼナスを信仰する6人衆、ゼナス六災のひとり。その正体は強大すぎてコントロールできなかったゼナスの力と感情の一部(競争心)を分け与えられし者。強豪揃いのゼナス六災の中でもトップレベルの戦闘力を誇る。巨大な鎌バタフライハーケンを用いた近接戦闘を得意とし、蝶のように舞い、獅子のように叩き潰すをモットーとする。常に一番であろうとし敵味方構わずに戦闘を仕掛ける戦闘狂であるが、けっして相手を傷つけたいわけではなく、純粋に競い合って勝ちたいという気持ちを持っているだけであるため、必要以上に相手を傷つけることはない。
エルヴィア
CV 雪乃しろ
かつて惑星エイニスを破滅の危機へ陥れた厄災ゼナスを信仰する6人衆、ゼナス六災のひとり。その正体は強大すぎてコントロールできなかったゼナスの力と感情の一部(安らぎの心)を分け与えられし者。眠ることが何事にも勝り、日頃からよく眠り、行動時もしょっちゅう居眠りをしている。そのふわふわとした性格ゆえにか、同じく六災のエルザリアとは仲がいいらしい。のんびりとしている一方で、血を見るなどすると血を求める吸血衝動に目覚め、誰にも手が付けられないほどに狂暴化する。肩に乗っている骸骨のような不気味なカラスが本体という説もあるが真偽は謎である。
エルザリア
CV ぴこたんX
かつて惑星エイニスを破滅の危機へ陥れた厄災ゼナスを信仰する6人衆、ゼナス六災のひとり。その正体は強大すぎてコントロールできなかったゼナスの力と感情の一部(生きる喜び)を分け与えられし者。剣・魔法ともに最高レベルであり、総合的な戦闘力は六災でも最強を誇る。ゼナスの器になるにふさわしい人間を探して活動している。
ふわふわとした物言いだが知略にも長け、実質的にゼナス六災を率いる立場にいる。その高すぎる能力の反動なのかは不明だが、物忘れが激しく行動中にも自分が何をしていたのかを忘れてしまうことがある。
ヒース
スーニャの村に住む教会のシスター。回復魔法を使用することが出来るため、村の医師として生計を立てている。戦争の孤児として村に逃げ込んできたエルキュージュとマオの面倒をみてきた育ての親である。日々、エルキュージュから猛烈なアタックを受けているが大人の対応で適当にあしらうのが村の風物詩。村の外れのクートリフの森にある女神の石碑で、平和を祈ることが日課であるが、なぜ教会でなくわざわざ石碑へ行くのかは謎。
クルージュ
時空犯罪から世界を守る組織、クロノルーラーズに所属する女性。クルージュ隊の隊長を任されており、フォルトゥーナと呼ばれる時空巡洋艦を母艦として活動している。双剣による近接戦闘はあまりに強すぎるゆえに剣聖と崇められ、そのうえで時空艇の操縦テクニックもエース級と文武両道の天才である。部下のランクスいわく、可愛い顔の完璧人間。幼い頃に両親を亡くし、自分で道は切り開く、を信条とし、自他ともに厳しい。
惑星エイニスの事件でゼナスを打ち滅ぼした英雄であるが、時空改変の解消とともに事件自体がなかったことになっているため、その事実を知る者はごく少数である。
ラダム
時空犯罪から世界を守る組織、クロノルーラーズの一艦隊を任されている司令官。時空巡洋艦フォルトゥーナを指揮する。主戦力はクルージュ隊であり、クルージュの上官でもある。これまで幾度となく過酷な任務を切り抜けてきており、部隊のクルーからの信頼も厚い。クルージュとも古い付き合いであり、能力が突出しているクルージュを唯一扱うことが出来る上官とも言われている。
時空巡洋艦フォルトゥーナ
時空犯罪から世界を守る組織クロノルーラーズの第13番艦。クルージュ達が活動の拠点とする母艦である。基本は宇宙空間を航行するが時空エンジンであるクロノドライブを搭載しており、時空を越えることもできる。主武装は時空電磁砲ウルズカノン、時空反射砲エーゲリア。艦載機は時空高速艇パルカ×1機、時空調査艇ミーミル×2機。主砲の時空電磁砲ウルズカノンは最大出力時は小惑星程度であれば吹き飛ばすほどの威力を持つ。
アルメリア
かつてクルージュと共にゼナスと戦った千年の時を生きる(?)幽霊。その正体はゼナスの力を制御する実験の過程で命を落とした少女。研究の副作用なのかは不明だが肉体を失ってなお、存在し続けている。ゼナスの力の影響を受けたことで無尽蔵の魔力を有しており、並の魔法使いとは桁違いの戦闘力を誇る。魔力で人間の五感にあたる部分を補っているため、普通の人間と同じように生活している。同じくゼナスと関係があるセラフィータとは親友の間柄で、よく一緒にカフェへいく。ちなみに手にしているナー族はぬいぐるみ。当人曰く、とてもぐっすり眠れるらしい?
オカメ
かつてクルージュと共にゼナスと戦った人並の大きさのインコ。人間と同じように話し、同じように生活している。元々は考古学を研究する学者だったが、ゼナスについて興味を持ち、調査を続けていたところ、ゼナスの呪いにかかりインコの姿になった・・・と当人は語っているが真実は不明。クルージュがゼナスを滅した後も姿が戻らなかったが「これはこれで気に入っている」となぜか納得している。引き続きゼナスについての調査は継続しているようで、呪いにかかったというのにまるで懲りていない。当人曰く、ゼナスには人を惹きつける何かがある、らしい?
ゼナス
惑星エイニスに出現し、星を崩壊させるほどの猛威を振るった厄災。その正体はクロノハッカーズが落とした シード と呼ばれる結晶体を寄り込み、圧倒的な生命力を得てしまった人間。絶大な生命力と引き換えに思考力は大幅に低下しており、破壊本能のみで活動する。あまりにパワーが強すぎるため肉体が耐えられなくなることもあり、生命を維持するために別の強い生命へと寄生する能力を持つ。ゼナス六災を臣下としているが、どの程度の意思疎通をしているかは不明。クルージュのクロックルーラーにより討ち滅ぼされ、時空の彼方へ消えた。